大手電力会社にはマインドチェンジしてほしくない理由
- 2021.05.15
- 再エネ開発のマルチ技術者の頭の中を覗けるブログ
- 再エネ, 再生可能エネルギー, 電力会社, 大手電力
コロナ化で大口販売が落ち込み大手電力は経常利益がかなり落ちているようです。そもそも省エネ化、IT化、電力自由化の時代の変化により電力需要は減る方向は明らかですが、コロナの影響でリモート化、脱オフィス化が進み加速しています。
私も電力会社時代はそうでしたが、電力会社の社員は商品を売っている感覚が持ちずらく、逆にインフラを支ているという安定供給の使命感が強く、悪く言うと殿様商売的な感覚がありました。(あくまで私の感覚です)
しかし、時代は変わりマインドを変えないと肝心な収益が減って行くばかりになってしまいます。普通に考えればコストを抑えて燃料費が安い電源にシフトして行く必要があるのです。そう考えると再エネは理に叶っています。燃料費はタダですので、最もコストが低い電源になるはずです。再エネの安い電気をメインに安定供給をするにはどうしたら良いかのマインドチェンジが必要です。いつまでも安定供給を盾に既存の電源に縛られて考えていてはこれから時代は生き残れないでしょう。
安い電源というと直ぐ、原子力発電が話題に出てきますが、事故を起こした日本ではコストの議論以前の問題の方が根強いと思います。
大手電力会社が上記のマインドチェンジが出来れば怖い物なしです。むしろ私のような再エネデベロッパーは駆逐される恐れもあると思いますので、そうならないように心では願いますが、世の中(日本)としては再エネ中心マインドに早くチェンジするべきと思っています。
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