再エネ問題を解決する韓国との海底トンネルが実現に向けて動いている?
- 2021.05.15
- 再エネ開発のマルチ技術者の頭の中を覗けるブログ
- アジアスーパーグリッド, 韓国 海底トンネル, 韓国 海底ケーブル
韓国の再エネ比率は6.5%と低いです。流石に危機感を感じているのでしょう。世界最大の洋上風力発電を建設しようと計画してます。
韓国:世界最大の洋上風力発電建設へ韓国は、最大8.2ギガワットを発電する世界最大の洋上風力発電の開発に着手している。この428億ドルのプロジェクトは、韓国政www.bloomberg.co.jp
今、日本の九州では太陽光発電が大量に導入されてGW等の需要が少ない時は出力抑制が行われています。それにも関わらず日本としてはもっと再エネを導入しないといけません。再エネ事業者にとって抑制がかかる事が明らかな状況で発電所をつくるのは中々難しいです。
もし九州と韓国を海底ケーブルで繋いで電力の融通を行う事が出来ればこの問題は解決できます。韓国は低すぎる再エネ比率をあげたい、日本は再エネの電力を使う需要が欲しい、win-winの関係です。
後は安全保障と歴史上の政治問題ですが韓国と日本は文化的には親密なのでt中国やロシアなんかより実現の可能性はあると思ってます。
実は佐賀県唐津と韓国釜山を海底トンネルで結ぶ案が1910年も昔に提唱されており、1986年には唐津市で試掘も行われていたそうです。そして今年にきてまた再燃し始めているようです。海底トンネルとケーブルをセットで建設することで費用的にも単独でやるより安くなります。
大阪ーソウルが4時間半 「日韓海底トンネル」突然の再燃 韓国の釜山市長補選で野党ぶち上げる:東京新聞
世界の脱炭素の流れの中、再エネ率の増加という共通の目的をトリガーとして欧州では当たり前の国同士の人とエネルギーの自由な交流も未来では当たり前になっているかも知れません。むしろ世界の国々がこのような新しい協力をしていかないと地球環境は守れないのではと思います。
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