人類の夢の発電、宇宙太陽光

人類の夢の発電、宇宙太陽光

宇宙でソーラーパネルを展開する実験に成功したという記事を読みました。夢の発電ですが実現に一歩ずつ近づいていることを嬉しく思います。宇宙太陽光発電に一歩 室工大衛星「ひろがり」実験成功(北海道新聞) – Yahoo!ニュース 【室蘭】室蘭工業大と大阪府立大が、共同開発した超小型人工衛星「ひろがり」に収納していたプラスチック板(縦横12センチ、厚news.yahoo.co.jp

宇宙太陽光はその名の通り、宇宙にソーラーパネルを設置して、その電力をマイクロ波に変えて地球に送信します。地球ではレクテナと呼ばれる受信装置がありそこで再度電力に変換されて送電するというものです。宇宙なので曇り雨で発電が落ちることもなく、昼夜問わずに発電できるので地上での太陽光の弱点を全て克服できるのです。しかもエネルギー密度も地上の数倍です。

この技術の肝は
・電力のマイクロ波送電
・パネルの宇宙での展開方法
です。この二つの技術確立が必要です。

宇宙太陽光の詳しい説明は下記記事に譲ります。

宇宙で太陽光発電を行い、マイクロ波で地球に送る ——京大・篠原教授が挑むワイヤレス給電の近未来 | THINK Blog Japan人類が1万年、10万年先も生き延びるために、夜の来ない宇宙で天候や昼夜に左右されず太陽光発電をする——そんな壮大な計画に挑www.ibm.com

この記事を読んで思い出しましたが、私が再エネに興味を持ち始めた原点が正に宇宙太陽光だったのです。
高専生だった当時、京都大学で宇宙太陽光のマイクロ送電研究をやっているのを知り、これだ!!と思い京都大学大学院の編入学試験を受けました。(結果は不合格)

私が今再エネの道を進んでいるのも、この時に宇宙太陽光に出会ったからからだと改めて思いました。小さなきっかけが人生を変える行動に繋がるのだなとしみじみ思いました。

今は夢の技術ですが、スペースXや堀江貴文さんのインターステラが取り組んでいるように宇宙ロケットのコストが下がればそれをきっかけに、当たり前の技術になる未来はそう遠くないと思います。