家庭で再エネ電力を購入するのは馬鹿げている。再エネを作る方が合理的な理由
企業で使う電力を全て再エネで調達するRE100を宣言する企業が増えてきてます。投資家としてもRE100が投資の条件にもなりつつあります。もはやRE100を達成しない企業にはお金が集まらない時代になってきています。
再エネ由来の電力は企業だけでなく家庭も購入する事ができます。電力自由化により幾つかの小売電気事業者も再エネプランを販売してます。ただ、家庭には再エネ電力の購入は広がらないと思います。なぜならば普通の電力に比べて高く購入するメリットがゼロだからです。企業は信頼や資金を集める上での条件なので購入メリットがありますが、個人レベルは自己満の世界です。一部の意識の高い人は買うかも知れませんが人間なので実利益がないのものは普通は買いません。しかも電気はただでさえ見えなく実感が湧かないからです。
実利益を考えた時には、本来の再エネの特徴であるで
・電気代がタダ
・災害時も使える
と言うのがないと個人レベルは導入しないでしょう。そう考えた時にはやはり電力系統から供給するのではなく、各家庭に太陽光パネルを設置するのが理に叶っています。電気的にも蓄電池があれば無効電力や周波数調整、安定度の問題が無くなります。
電力系統で供給するのは無効電力を必要とする大きな需要化、家庭レベルは個別の太陽光と蓄電池でオフグリッドにすると言うのが未来の姿だと思います。機器のコストが下がり10年ぐらいで回収できるようになると爆発的に広がると思っています。電力が足りない時の補助にガスで発電するエネファームも導入すれば完璧です。
オフグリットが達成されれば街中の電柱も無くなり災害の面でもメリットが出ます。電線の地中化を進めるよりも家庭への太陽光や蓄電池設置、エネファームの設置に優遇する時が来るでしょう。
家庭用の使用電力は全体の3割を占めています。上記を進めれば再エネ率が10%程度は上昇できると思います。
これが私の未来予測です。
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