自営線の占有許可取得ノウハウ
私が運営するサークル内での相談内容を元に記事化してみました。
発電所を系統に連系するために電力会社の連系点までに電力線を布設する案件が多くなってきています。
その距離が数十キロに及ぶ案件も多数あります。
この電力線を発電事業者が自ら布設するものを、自営線と呼んでいます。
ちなみに電力会社が布設するものはアクセス線と呼んでいます。
この自営線を布設するためには、当然布設する土地の許可を得ることが必要です。多くの場合は既存の行政が管理する道路をルートとして選ばざるを得ないので道路を占有する占有許可が必要です。
この占有許可を取得するのは結構な苦労を伴います。道路にも様々な種類と管理者がいて、その距離が長くなればなるほど難易度があがります。
ここでは私の実際の経験を元にした特高の占有許可取得のノウハウを記載します。
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自営線の占有許可取得ノウハウ
目次
なぜ自営線にする必要があるか
架空 or 地中埋設どちらがよい?
行政協議の流れ
道路の種類
ルートの選定要素
行政の占有許可のためのポイント
道路埋設位置(占有許可ポイント①)
既設埋設物の調査方法(占有許可ポイント②)
複数ルートの検討(占有許可ポイント③)
周辺住民や企業の理解(占有許可ポイント④)
選んではいけないルート、注意すべきルート
ルート選定のポイント纏め
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Author:再エネエンジニア 投稿一覧
メガソーラー、風力、バイオの建設を多く手がけるエンジニア。第一種電気主任技術者を試験で合格。 大手電力会社からの転職を成功させ、現在は再エネデベロッパーにてプロジェクトファイナンスでの再エネ発電所を建設中。