機器誤動作は接地に原因あり
プラントを運転しているとバルブ等の誤動作が良くあります。
よくお化けが出たと言われるように、再現性がなく見た目や回路の異常が無いので原因不明の場合も多くあります。
この原因は接地からのノイズである場合が多いです。
ノイズによりグランドレベルが振れてしまい制御の電圧や電流が変動して誤動作を起こすのです。
ノイズがのる原因はアース箇所が不適切なためです。盤間を渡っていたりすると経由する盤のノイズがのってくる場合があります。特にインバータ盤などは高調波がのりやすいです。
接地の基本は速やかに近傍の接地極又は接地極から直接つながる接地幹線におとすことです。
現場では図面とは違う変な場所でアースされていたりします。
誤動作が発生したらトラブルシューティングの一つとして接地状況を確認する事が大切です。
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Author:再エネエンジニア 投稿一覧
メガソーラー、風力、バイオの建設を多く手がけるエンジニア。第一種電気主任技術者を試験で合格。 大手電力会社からの転職を成功させ、現在は再エネデベロッパーにてプロジェクトファイナンスでの再エネ発電所を建設中。