地域間送電線増強はアジアスーパーグリッドの布石となる?

地域間送電線増強はアジアスーパーグリッドの布石となる?

北海道と関東圏を結ぶ海底ケーブルが国主導で布設されるとのことです。

地域間送電網を増強、グリーン電力が増える?2021年4月16日の日本経済新聞朝刊1面に「地域間送電網 容量2倍に」という記事がありました。経済産業省や電力広域的運営www.nikkei.com

今まで電力会社に丸投げだった送電線増強が欧州に習って国主導で行われるのは非常に良い事です。

再エネの拡大次第では北海道と関西、九州といった地域も海底ケーブルで結ばれる可能性があります。

そして日本海側に長距離の海底ケーブルが布設されるということは、お隣の韓国や中国、ロシアとも繋げやすくなります。

これは10年ほど前に孫さんが提唱したアジアスーパーグリッド構想に他なりません。

アジアスーパーグリッド(ASG)とは | アジア国際送電網 | 自然エネルギー財団アジアスーパーグリッド(ASG)とは何か、またアジアスーパーグリッド(ASG)構想の経緯について紹介www.renewable-ei.org

安全保障の問題があるので中国やロシアはハードルが高いですが、韓国ならばまだ可能性があるかも知れません。

欧州では北海に人工島をつくりそこに30GWの洋上風力を接続、そらを各国に送電するプロジェクトの構想もあります。

人工島が1億人を救う、未来の風力発電洋上風力発電を爆発的に拡大するプロジェクトが明らかになった。オランダ、デンマーク、ドイツの送電系統運用者が手を結び、北海のwww.itmedia.co.jp

もしかしたら日本海側に人工島がつくられ、韓国や中国、ロシアと太陽光や風力の再エネ電力を融通し合う未来がくるかもしれません。